この夏、東京医療保健大学の災害看護学コースの学生さんのプロジェクトに調査協力しました。災害看護の中でも、小児ということで私を探し当てて出さったようです。防災講座見学後、2時間ほどお話をしました。

こちらの大学では、入試時点で災害看護コースを選ぶとのこと。17歳で災害看護を一生の職とする・・・重たい決断です。そんな学生さんが1学年100人ほど。災害看護を志す方がこんなにいるなんて、とまずびっくり。

以前、一度だけ災害看護専門の方とお会いしたことがあり、学会誌にちょくちょく目を通していましたが、なにぶん知識不足の私。調べてみると、福井大学医学部にも少人数ですが災害看護学コースがあります。さらに、文部科学省博士課程リーディングプログラムで採択された、5大学(高知県立大学、兵庫県立大学、千葉大学、東京医科歯科大学、日本赤十字看護大学)による「共同災害看護学専攻」という仕組みもあるそうです。

しかし、1学年100人とは心強いです!人道支援や、海外の紛争地へ派遣される医師や看護師さんを見ていて、どういうキャリアなのかな?と不思議に思っていました。従来は個人の嗜好や努力でなしえたキャリアかもしれませんが、災害看護学を体系立てて学べる場があるのは、日本の強みですね。台風や地震が頻発する日本各地で活躍してくれることでしょう。お二人の看護学生さんに、力をもらいました。

同行された久保恭子教授は、阪神大震災の経験者でもあり、非常に熱心な方でした。次回帰国の折には、じっくりお話をしましょう、ということで、今後の展開が楽しみです。

今まで、防災に取り組む栄養士さん、助産師さんとの交流はありましたが、看護師さんともつながりができてうれしいです。防災は、きわめて学際的(多岐に渡るもの)であり、様々な切り口があります。私は、それらを統合して、乳幼児親子目線で講座を行っています。だからこそ、いろんな専門分野の方と意見交換、交流することがとても重要です。日々、アップデートは欠かせません。

活動を始めたころは、「医療分野の知識が足りない」「被災地ボランティア経験が足りない」と、不足するものを数えて不安になっていましたが、一生懸命続けていると、補ってもらえる出会いがあるものだなぁ、と実感。

「早く行きたいときはひとりで行け。遠くへ行きたいときは、皆で行け」。この活動を行う上で私が大切にしている言葉です。(アフリカのことわざ)

卒論プロジェクトであり論文発表も目指すとのことで、調査結果も楽しみです。

参考リンク集:

東京医療保健大学災害看護学コース

災害看護グローバルリーダー養成プログラム

日本災害看護学会