災害時は、慣れない生活、不安やストレスなどで体調を崩しがち。水不足による衛生の問題、物流や停電の影響による食事の偏りなども心配の種です。アレルギーや持病をお持ちのご家族がいると、定期的な通院が必要となることでしょう。

もし、災害時に健康保険証を失くしてしまったら・・・。

実は、災害時は健康保険証無しでも、加入している医療保険の種類、すなわち「健保の種類」や「組合名」をいえば、通常時と同じ3割負担で受診できるのです。北海道地震では発生当日に、厚生労働省より関係機関に上記内容が通達されました。

なお、3割負担のお金が無くても、緊急の場合は受け入れてくれるそうです。

治療が終わってから、健康保険証の再発行を行います。悪用防止のため、会社員や公務員は勤務先へ、自営業は各自治体窓口に「遺失届」を出しておきましょう。

 

【会社員や公務員などの被雇用保険加入者とその家族】

「健保の種類=勤務先名称」、氏名、生年月日、連絡先が必要。

再発行は、勤務先担当部署(総務部など)。

 

【自営業者とその家族】

国民健康保険なので、「組合名」、氏名、生年月日、連絡先。

再発行は、各自治体の窓口へ。

 

【75歳以上の後期高齢者医療制度加入者】

住所のみで受診可能。

 

健康保険証がなくても案外平気?いえいえ、健康保険証は本人確認書類としても重要ですし、何より受付での手続きに悩まずスムーズに受診ができます。こちらも、スマホで写真に撮って保存しておきましょう。

お子さんなど扶養に入っている家族にも、「健保の種類=親の勤務先」「組合名」を教えましょう。普段から人に話すものではありませんが、家族が離れ離れの状態で各人が怪我や病気で受診する際に助けになります。

参考:AERA2018/10/01特集「地震や豪雨からお金を守る」