災害時でも、本人確認さえできれば金融機関から預金を引き出せます。一番に思いつくのが運転免許証ですね。でも、もし運転免許証を失くしたら、どうなるのでしょうか?

残念ですが、本人確認ができないため、金融機関での引き出しはなかなか厳しいようです。免許証を紛失した場合、まずは最寄りの交番・警察署に届け出ましょう。本人確認ができるということは、他人による「なりすまし」犯罪に使われる可能性が高いということです。災害時でなくても、紛失した免許証による借金、携帯電話契約、銀行口座開設など悪質な使用が報告されています。届け出の日時により、犯罪目的の使用かどうかを見分けることができます。

再交付は、運転免許センター・運転免許試験場、警察署の運転免許課で行われます。

多くの被災地では、罹災証明書がなくても、被災者への再交付手数料を免除する特例措置がとられているようです。ただし、健康保険証などの別の本人確認書類があることが条件です。

すぐに必要となる、免許証ですが、災害時はどのくらいの日数で再交付されるのでしょうか?西日本豪雨の広島県では、最短4日間という例がありました。このように災害時は、警察が日曜も受け付けを行ったり、避難所に臨時窓口を設けて再発行を行うなど、柔軟な対応がみられます。

パスポートも、写真付き身分証明書です。こちらも悪用されやすいため、紛失時は必ず警察署か都道府県のパスポートセンターに届け出ましょう。運転免許証よりも、再交付に時間がかかります。

普段から上記2点のどちらもお持ちでない場合は、写真入りマイナンバーカードを作っておきましょう。

そして、一番良いのは、本人確認書類をスマホで撮影して保存しておくこと。また、免許証番号をメモしておけば、身分証明証がなくても再交付できます。

参考:AERA2018/10/01特集「地震や豪雨からお金を守る」