酷暑お見舞い申し上げます。

8月4日に、待ちに待った浅野幸子さんの講演を聴くことができました。

(減災と男女共同参画 研修推進センター共同代表、早稲田大学「地域社会と危機管理研究所」招聘研究員)

防災をやっていてこの方のお名前を何度も拝見し、直接メールを差し上げ、著書やアドバイスをいただいたことも。

浅草育ち、山岳部、阪神大震災のボランティアからそのまま現地でNPOスタッフ、そして今は多様な立場の災害弱者を守ろうという活動をされています。

【私の学び】

・被災者に、我慢・根性を強いるのはやめて、科学的・合理的な仕組みを。その通りです!

・ワークショップをたくさんしました。外国人、聴覚障がい、性的マイノリティー、乳幼児、発達障害、高齢者などいろんな人のニーズを想像しましょう、というワークの中で、「乳幼児ならわかるので、書きますね♪」と私。でも、こんなことしていたら、知ってることしか解決できません。聴覚障がいのある方の「補聴器の電池」なんて思いつかないです。

・次に、支援品リストから必要な品物を選ぶというワーク。生理用品、オムツ、おしりふき・・・うんうんわかる。「尿取りパッド??」これ、誰がいつどのくらいのペースで使うもんなんでしょう・・・?しかし、みんなリストを見つめるだけで、話は進みません。

・自分の知っていること、想像できることは限られています。答えは、すべて当事者が持っています。彼らの困りごとやニーズを聞き出す姿勢、力が必要です。でも、概して皆疲れ切っており、声をあげられない。そこをなんとかする人手、心構えがなんといけないなぁ。とにかく、きいてみよう。でも、傷つけないように。地域の具体的な資源まで特定しておくことが必要。「中国語ができる、1丁目の〇〇さん」「手話のできる、□□さん」

・今までは避難所での話でした。自宅避難をしていると、情報や物資支援から取り残されがちです。浅野さんに「乳幼児連れは、やはり自宅避難では?」と質問すると、「自宅避難が、正しいです。質の高い準備をした上でですが」とのこと。

・私の結論。自宅避難でも、避難所でも、同じ悩みを持つ者同士が組んで、声を上げること。女性や子供は避難所でトイレに行くときは、必ず複数行動。それと一緒で、弱い者同士、一緒に行動する。ひとりだと、「クレイマー」「モンスター〇〇」と言われがちな昨今ですが、みんなのニーズなら言うべきで、声をあげないと絶対変わりません。日本社会では、同調圧力や、質問・発言回避傾向が強いです。間違ってる、目立ちやがって、と思われたくない。疲れ切ってるのに、よりによって自分が交渉するの?そんな時は、周りを見回して、仲間を探しましょう。本当は、普段から同じ境遇の人とつながっておくと良いのですが、いざとなればその時だけでも徒党を組んでしまいましょう。そうしたら、「女性全員に生理用品が一人一個配られる」なんてことはおきません。

防災リーダーなどの避難所運営側に女性やマイノリティーを取り込むことが課題とされています。孤独な闘いを強いられます。そういう人達を応援する意味でも、声をあげてください。運営側も、声をききたがっています。どうしたらよいのかわからないけど、リクエストがないから、公平性やことなかれで物事をさっさと進めてしまうんです。後からいろいろ言うより、先に言っちゃいましょう。最初はびっくりされても、長い目で見れば、歓迎されるはずです。

一歩踏み出せば、世界は変わります。