5月から4回続いた「子どもを守る防災とは」の講演会が、最終回を迎えました。

お子さん含め、参加者は50名近く!炎天下お集りいただきありがとうございました!

最後のゲストは、元・東急ハンズ防犯・防災グッズ売り場出身の講師。本当に必要で使えるグッズがずらっと並ぶ中、電気がない生活のつらさ、けがやトイレの深刻さなどを語ってくださいました。

私が印象的だった箇所は以下です。

・東京都の保有する給水車は10台のみ。(消防は、都によるものなので区の保有はもちろんゼロ)

・なるべく電気が通じているところまで、逃げること。被災地でがんばってはいけない。

・脱出するには、一人現金10万円(被災地外で1週間宿泊できる目安)

・うんちとおしっこは別の袋にいれないと、メタンガスが発生し爆発。

・行政や避難所に頼らない。避難を受け入れてくれる親戚や旅館と具体的な話をしておくべき。

・都内の下水が壊れたら、1年間は復旧しない。トイレも1年間使えない。

・市販の非常用持ち出し袋の内容は古すぎる。ろうそくなんて火事のもと。LEDヘッドライトにする。

・避難所の性犯罪は、統計値に出ないが本当に深刻。

・仮設住宅は12万戸しか用意できない。一都三県の需要162万戸として、7.4%しか入れない。熊本では罹災証明の発行が遅れたので仮設住宅への入居が進まず・・・。自力で、受け入れ先を今から確保しておくこと!

 

 

 

 

 

 

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4回通して多くの方々に参加いただきました。災害復興に関して岡本正弁護士、やる気と感動の高貝先生、アウトドアの知識を活かして日常生活で防災、のあんどうりすさん、そして今回の菊池先生です。

どうぞ、ご家族やご友人に知恵と工夫を伝えてください。皆で生き残らないとつらいです。また、地震は一瞬です。今はブロック塀が問題視されていますが、それより家具の固定が第一です。自分しかできないし、家での子供の安全は親にかかっています。そして、地震後の生活のほうが長く、その中で病気や死に至る方が多いかもしれません。罹災証明確保、資金繰り、衛生的な生活、避難先確保、たすけあいできる仲間、これらを支える知恵により、人間らしい生活を送り、復興への英気を養いたいものです。

地震の後の人生の方が、絶対長いです。過度にびくびくして不安になると今が楽しくありません。不安を分解して、できることから始まるきっかけをつかみましょう。そして地震に人生を変えられないように、なんとかできる、という感覚を持って、地震大国日本で共存していければと思います。

「災害弱者から助ける側へ」

「仕組みを知って応用しよう」

『赤ちゃんとママの防災講座』でお伝えしてきたことが、この4回連続講演会で皆さんによりご理解いただければ本望です。

我が子を守るのは「あなた」です。そして、今のあなたのように不安な誰かを助けてあげられるのも「あなた」です。一歩踏み出せば世界を変えられます。

最後に、講座にご協力いただいスタッフの方々に改めてお礼申し上げます。

小島さん、荒岡さん、國松さん、森口さん、貫井さん、酒井さん、能津さん、成井さん(順不同)のお力がなければ到底この規模での実施はできませんでした。深く感謝いたします。